この記事は
開いているExcelファイルの、すべてのシートのカーソルを、左上に揃えるツールを開発しました。
公開したので、利用方法を記載します。もちろん無料です。
はじめに
Twitterではちょいちょい、こんな話題が出ます。
Excelファイルのシートのカーソルを、左上に揃えないで送ってくるエンジニアってどうなの?
そんなことも出来ない人間は絶対出世できないww
そんなことで評価するSIerとかwww
そんなマウンティングは基本的に相手にしてないのですが、割と定期的にそんな話題に出るので、けっこう需要がある話なんだと思っています。
とはいえ、いちいちすべてのシートのカーソルを揃えるのは、めんどいです。
というわけで、自動的にすべてのカーソルを左上に揃えるツールを作成しました。
実施イメージ
利用手順
初期設定は少し必要です。以下、その手順を記載します。
※Windowsの手順のみ記載します。
初期設定
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以下のファイルをダウンロードします。
マニフェストファイル -
ダウンロードしたファイルを、任意のフォルダに配置します。
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フォルダを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
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「共有」タブを選択後、「共有」ボタンをクリックします。
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「ネットワーク アクセス」ダイアログで、「共有」ボタンをクリックします。
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ネットワークパスが作成されるので、赤枠の部分に表示されるファイルパスをコピーします。
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Excelを起動し、左上の「ファイル」をクリック後、左メニューの「オプション」をクリックし、「トラストセンター」、「トラストセンターの設定」ボタンをクリックします。
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左メニューの「信頼できるアドインカタログ」から、「信頼できるカタログのアドレス」の「カタログ URL」に、先ほどコピーしたファイルパスを貼り付けて、「カタログの追加」ボタンを入力します。
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一覧にファイルパスが追加されますので、「メニューに表示する」をチェック後、「OK」ボタンをクリックします。
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Excelを再起動します。
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Excelのメニューより、「挿入」→「個人用アドイン」をクリックします。
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「共有フォルダ」に、「ぜんぶ左上くん」が追加されていますので、選択し「追加」をクリックします。
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Excelの「表示」メニューに、「ぜんぶ左上くん」が追加されます。
以上で、初期設定が完了です。
実行する
- Excelの「表示」メニューにある、「ぜんぶ左上くん」ボタンをクリックすることで、実際にツールが実行されます。
以上で、実行のための手順が完了です。
本当は、Officeストアに公開して、もっとかんたんに実行できるようにしたかったのですが、Officeストアの承認がやたらと厳しく、今回は断念しました。(そういうところが、Officeアドインが流行らない理由の一端だろうなと思っていたり)
どんどん使ってください!実際に業務で使ってますが、贔屓目抜きに、けっこう便利です。